同定試験セット(Standard)
特長
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DNA塩基配列解析結果と形態観察のセットメニュー
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コロニー像、細胞形態などの写真で視覚的な情報を記録
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当社微生物同定システム「ENKI®」を使用し、分子系統解析まで実施
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帰属種・近縁種のバイオセーフティレベル付きで報告
概要
DNA塩基配列解析に加え、形態観察として細菌ではコロニー色調、細胞形態、グラム染色性、芽胞形成能の4項目を分類群にあわせて観察し、視覚的な情報を記録として残します。また、カビ・酵母では分類学的に重要なコロニー形態や色調、菌糸および胞子等の細胞形態を観察します。
受入可能な検体
種類 | 必要量 | 備考 |
平板培養物 | 1 枚 | 当社での培養確認を必須とします。培養条件をご指示下さい。生育性や純粋性に疑義がある場合には、ご連絡します。 |
液体培養物 | 1 本 |
作業の流れ(細菌の場合)
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純度確認
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DNA抽出・精製
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PCR増幅
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シーケンス
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配列決定
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形態観察 (細胞形態、グラム染色性、芽胞形成、コロニー色調)
納品内容
試験項目 | 報告内容 | 付属データ |
細菌 Standard-500 | • 形態観察結果 ( 細菌の場合 : 細胞形態、 グラム染色性 ( 放線菌除く ) 、 芽胞形成、 コロニー色調 ) • 国際塩基配列データベース照合結果の上位 30 位 | • DNA 塩基配列データ
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細菌 Standard-Full | ||
放線菌 Standard-500 | ||
放線菌 Standard-Full | ||
カビ Standard | ||
酵母 Standard |
価格・納期
試験項目 | 単位 | 単価 ( 税抜 ) | 中間報告※ 1 | 目安納期 |
細菌 Standard-500 | 株 | 30,000 円 | - | 11 営業日 |
細菌 Standard-Full | 株 | 48,000 円 | - | 11 営業日 |
放線菌 Standard-500 | 株 | 34,000 円 | - | 15 営業日 |
放線菌 Standard-Full | 株 | 52,000 円 | - | 15 営業日 |
カビ Standard | 株 | 55,000 円 | 10 営業日 | 22 営業日 |
酵母 Standard | 株 | 50,000 円 | 10 営業日 | 22 営業日 |
※ 中間報告は、当社微生物同定データベースに対し相同性検索結果の上位5位をE-メールで報告します。報告書の結論と異なる可能性があります。DNA塩基配列データ、シーケンス波形データおよび写真などは、報告時にお届けします。
- 常用培地以外の培地や嫌気条件での培養などをご指定の場合、追加費用が必要となります。【ガイド】追加費用のご案内をご参照下さい。
多検体でご依頼の場合の目安納期は、お問い合わせ下さい。
<オプション>考察
細菌、放線菌の16S rDNA-500および16S rDNA-Full、カビおよび酵母のDNAメニューでは、オプションで考察(同定に至った経緯の説明文章) 付きに変更が可能です。
・ 細菌および放線菌は、DNA塩基配列解析のみの考察を行います。
・ カビおよび酵母は、形態観察の結果とDNA塩基配列解析の結果を踏まえた総合的な考察を行います。
価格・納期
試験項目 | 報告内容 | 単位 | 単価 ( 税抜 ) | 目安納期 |
細菌 ・ 放線菌 考察 (DNA) | 同定に至った経緯の文章説明を追加します。 | 株 | + 4,000 円 | + 2 営業日 |
カビ ・ 酵母 考察 ( 総合 ) | 同定に至った経緯の文章説明を追加します。 | 株 | + 7,000 円 | + 2 営業日 |
ご依頼前の同意事項
・ カビの場合、担子菌類、卵菌類 (ミズカビなど) 、生育が微弱であったり特殊な培養条件が必要な菌株では、形態観察ができないこともあります。
・ ご依頼前の同意事項(共通)を必ずご確認下さい。
・ 検体の生育性の有無や培養時間は、その菌の性状に依存します。当社は試験の遂行に最善の努力を払いますが、実施の確実性を保証するものではあり
ません。
・ 培養条件や培養スケールの違いにより、菌株の性状が変化する可能性があります。これらの試験結果への影響について、当社は保証するものではあり
ません。
・ 培養は、お客様のご指定、または当社で適当と判断した培養条件で行いますが、十分な生育が得られることを当社は保証するものではありません。
・ バイオセーフティレベルは、細菌「日本細菌学会バイオセーフティ指針」、カビ・酵母「Atlas of clinical fungi」または「各微生物株保存機関の情
報」 を採用しています。他の機関や海外の情報とは異なる場合があります。
・ バイオセーフティレベルは、病原体の危険度レベルに基づく分類です。結果に報告されるバイオセーフティレベルは、当社がその安全性(危険性)を保
証するものではありません。
・ バイオセーフティレベルは、各微生物種に対し定められています。報告書で示すバイオセーフティレベルは目安であり、検体自体のバイオセーフティレベ
ルを示すものではありません。
・ PCR時のポリメラーゼ反応エラーおよびシーケンサーのシグナル強度に起因する混合塩基の判定、ばらつきにおける試験結果への影響は考慮しており
ません。
・ 検体の状態によりPCR増幅ができないことがあります。