鉄細菌 顕微鏡観察

特長

  • 典型的な鉄細菌として知られるGallionella属およびLeptothrix属などを検体から直接顕微鏡観察

  • 特徴的な細胞形態を捉えた顕微鏡写真付きで報告

概要

水中の溶存鉄や溶存マンガンを酸化し、菌体の内外に沈積する能力をもった一群の細菌は「鉄バクテリア」または「鉄細菌」と呼ばれています。これら鉄細菌などを含めた糸状微生物 (主に糸状細菌) は、溶存鉄を含む地下水が湧き出ている場所から検出されます。また、微生物腐食、活性汚泥のバルキング (膨化) や生物膜による閉塞の原因生物となり、排水などの生物的処理施設を維持管理するうえで問題となることが知られています。
本試験では、水試料 (肉眼で茶褐色の沈殿物が認められるような検体を含む) などを中心に、鉄細菌の有無について光学顕微鏡による観察を行います。下水試験方法 (2012年版) やASTM D932-20 (2020) などを参考に、グラム染色および無染色による観察 (微分干渉観察など) を行います。

報告書サンプル

SAMPLE/16S rDNA-500 (BLAST) 報告書v1.12のサムネイル

価格・納期

試験項目

単位

単価(税抜)

目安納期

鉄細菌顕微鏡観察

検体

20,000 円

10営業日

  • 典型的な鉄細菌として知られるグループ (Gallionella属, Leptothrix属など) においても、検体の状態によっては形態観察による識別が困難な場合があります。
  • 鉄細菌のリアルタイムPCR解析は、「環境 リアルタイムPCR解析 (定量)」をご参照下さい。

ご依頼前の同意事項

ご依頼前の同意事項 (共通) を必ずご確認下さい。